気がついたらLPO施策をやっていた話
気がついたらLPOの改善施策までやることになっておりました。スタートアップあるあるですが、愚直にやってみたことを書いてみようと思います。
何もわからないので、とりあえず、人に聞きまくった。
基本のキ。知ってる人に聞きまくって真似をすることにしました。
とは言っても、webマーケティング人脈なんてありません!でした。なので、このサービスを利用しました。
電通のディレクターさんやスタートアップのマーケティング担当者さんなどなど色んな方にお会い出来ました。ほぼ無料でこんなに役に立ってくれるなんて…なんて良いサービス!サービスを開発しているアトラエさん勤務の方にもお会いしました。
とりあえず、ノウハウ収集だー!ということで使ったので、自分でペイしたのはランチ代くらいです。自分のランチと人件費1~2時間分でノウハウが手に入るので安い安い。
持ち帰ったノウハウは、社内wikiにちゃんと書き溜めて後世のために残しておきました。
わかったことは2つ。
ひとつは、自社サービスの強みを再認識しないといけない。強みがわかったら、それを活かした構成にLPを作り直す。
2つ目は、検証・改善のフローを構築すること。まず1つ目に着手。
強みは他者に聞け!既存顧客に聞きまくる。
迷惑承知で訪問やインターコムで聞きまくる。どんな効果がありましたか。なんでずっと使ってくれているんですか。何が便利になりましたか。などなど。とにかく、聞きまくる。アンケートもやりました。定量と定性情報を集めて、ソートして強みを再認識。ユーザーからよく出たワードも書き溜めておき、LPのキャッチコピーなどに活かしました。
ということで、
収集した情報元にLPを作り直すことに。
社内リソースも外注予算もないため、自分で作ることにしました。普通やらないよ。とほほ。社内のデザイナーに相談したところ「いいのがあるよー」ということで、このサービスを利用しました。結構、色んなところで紹介されているのですが、便利!
Photoshop、Illustratorなど、アドビ製品を触っている方ならサクサク使えて、かなり本格的なコーディングができちゃいます。感動しました!
さすがに使用する写真や画像は社内のデザイナーちゃんに作ってもらいました。。。
検証はとりあえず、Google Analyticsを使うことに。
マーケティング専任でもないので、あまり難しいことは望まず、Webflowでつなぎ込めるGAを採用。デザインやコピーをマイナーチェンジしながら、コンバージョン率だけ測定していくことにしました。基本ができていることが大切。
結論、意外とやろうとしたらできる。
お客様が質問したいときに質問できるようにしてみた話
リソース不足から積極的な広報やwebサイトのリニューアルを喫緊で実施できないため、インターコムを利用してwebサイトのトップからお客様とチャットができるようにしてみました。webに掲載している情報が少なく、おそらく何もわからないと思ったため、工数を割いても丁寧に対応したほうが良いと判断してのこと。webを手直しする技術はないが質問に答えるくらいならできるので、とりあえず、やってみました。
そしたら、変えて1日目にして、問い合わせからアポイントにつながりました。すごいね。チャットなのでタイムリーにやり取りができるので、質問に答えながら、こちらからも質問を重ねてみたところ、一回、会いましょうか?となりました。
問い合わせの仕組みって色々ありますが、メールとか問い合わせフォームとか電話とか、意外とめんどくさいですよね。余程のことがないと、問い合わせません。
それでも、調べていると気になることってあって、サクッと聞いてしまいたい!みたいな時があると思います。そんなときチャットから話しかけられるのは意外と良いようです。お客様も無駄なやり取りで時間を無駄にしないし、こちらもホットリードのみ次へ繋げられるのでお互いに効率がいいです。
intercomを使うと簡単な設定で問い合わせチャットが作れます。
無視しないコミュニケーションは当事者意識を持つことからはじまる
ヘルプできてくれるエンジニアを探そう!となり、求人票を作ろうと思ったときの話。
私はエンジニア採用の経験がなく、自分もエンジニアではないので(そもそも人事でもないけど…)募集要項自体は開発チームにお願いしようと思いました。そこで依頼表を作って、自社プロダクトである共有ツールに載せました。プロマネがコメントくれるくらいを期待していたら、開発メンバーほとんどがコメントをくれたんですよね!!しかも、みんな、ここは最低限必要かな〜だってこうだから!と一生懸命な意見をくれました。個性が見えて良かったですし、こんなに反応が返ってくると思っていなかったので、感動してしまいました。
当事者意識を持って反応を返す組織ってあるようでない、と個人的には思っています。私がこれまでいた会社は、我感せずで他人に無関心な組織でした。
スタートアップで、みんな早く会社をグロースさせようと思っているからこそ、一体感って大切です。文化を大事にしながら前に進みたいなと心新たにした最近でした。
MBAを辞めてスタートアップに入ったら、結局、同じことを学んでいた話
最近、下記の本を読みました。
すべての教育は「洗脳」である?21世紀の脱・学校論? (光文社新書)
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/03/17
- メディア: Kindle版
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この本の中で、堀江さんは貯金型と投資型で人のタイプを分けています。投資と聞いて資格取得を考える人が多いと思うが、そうではないと指摘する。いざという時のために…という資格取得は、貯金なのだ。私も完全に同意である。
私もずっと資格を取ることが目的になるのは変だと思って生きてきました。必要だったら取ればいい。必要じゃないなら今、必要なことだけすればいいのに…と思います。
実を言うとMBAの取得を考えていて、実際に講座などに通っていた日々もあったのです。しかし、行儀よく座って学ぶより、スタートアップで実際に、いっぱい失敗したほうが学びになるだろうと考えて、あっさり通うのを辞めました。
年収を若干下げ、そして、給与なんて上がらないであろうスタートアップに入りました。つまり、MBA通学に使う額をスタートアップで働くことに投資したことになります。で、気づくと事業計画や業務フローを0からつくるっていう大きなMissionを貰っていたります。更に言うと、MBAで学んだロジックを応用しながら働いていたりします。
そして気づくのです、いま、めちゃくちゃ面白い仕事をしている!ってね!
MBAホルダーではなくなりましたが、リスクをとって飛び込んだら、そこには最高の仲間と、面白い仕事が待っていました。
自己啓発セミナーで8割の人が変わらない理由
先日、あるきっかけと単純な好奇心で、自己啓発系のセミナーにお邪魔してみました。自己啓発系の本は全く読まないですし、もともと、その手のものは本当に興味がないのです。ただし、後学のため、どういった人が集まっていて、どういう内容が展開されるのか分析してみたいなーと思い、ふらっと行ってみました。
個人的には、やっぱり全然ほんとーに興味が持てなかったのですが、気付きはありました。まず簡単に構成を説明します。
- 社会情勢の説明
- だから、変わる必要がありますというメッセージ
- 変わったという人の紹介
- 理想を持つことが大事という話
- 理想・成りたい自分を書き出す(年収いくら、どこに住みたい…など)
- 変わるための方法は今後のセミナーへ!
気がついたのは、これは一時的にマインドが変わったとしても、行動が変わる人は少ないということ。多分、8割は変わらないでしょうね。だって、ダメな研修なんかもそうですが、目標を書かせたら、それを実現する手段・行動をセットで教えないと意味ないんですよ。あと、人は教えられてもやらない生き物なので、自分で考えさせなきゃいけない。自分で考えたこと、気づいたこと、発見したことは、行動になりやすい。それを主体性とかいうのだと思います。
今回のセミナーで展開されていた内容は「why」と「what」で「how」がなかった。次回のセミナーでhowを紹介するのかもしれないのですが、howって個人のアビリティと外部環境によって結構、変わってくる。そんな十人中十人成功するhowなんかないですよ。そしたら、どの会社も潰れてないし、リストラされる人なんかいないわけです。これはただのファクト。ロジック破綻してるんだけど、わかってるのかなーと言う感想でした。
そして、自分に合わないHOWを展開することによって、目標とする自分との差が埋まらないから、最悪の場合、失敗に耐えられずに鬱になる。社会から孤立するんですよ。
挙句の果てに、今回のセミナーは自分の時間を持つことが大切だから会社勤めは悪だというし、なんかすごい世界観だなぁと思いました。会社から搾取されてるって、本当にそうなんでしょうか?私は会社を使って得ているもの結構ありますけどね。そんなのは個人が決めたら良いよね~おしまい。