日々、チームについて思うこと

スタートアップで働いている女子の日記

自己啓発セミナーで8割の人が変わらない理由

先日、あるきっかけと単純な好奇心で、自己啓発系のセミナーにお邪魔してみました。自己啓発系の本は全く読まないですし、もともと、その手のものは本当に興味がないのです。ただし、後学のため、どういった人が集まっていて、どういう内容が展開されるのか分析してみたいなーと思い、ふらっと行ってみました。

 

個人的には、やっぱり全然ほんとーに興味が持てなかったのですが、気付きはありました。まず簡単に構成を説明します。

  • 社会情勢の説明
  • だから、変わる必要がありますというメッセージ
  • 変わったという人の紹介
  • 理想を持つことが大事という話
  • 理想・成りたい自分を書き出す(年収いくら、どこに住みたい…など)
  • 変わるための方法は今後のセミナーへ!

気がついたのは、これは一時的にマインドが変わったとしても、行動が変わる人は少ないということ。多分、8割は変わらないでしょうね。だって、ダメな研修なんかもそうですが、目標を書かせたら、それを実現する手段・行動をセットで教えないと意味ないんですよ。あと、人は教えられてもやらない生き物なので、自分で考えさせなきゃいけない。自分で考えたこと、気づいたこと、発見したことは、行動になりやすい。それを主体性とかいうのだと思います。

今回のセミナーで展開されていた内容は「why」と「what」で「how」がなかった。次回のセミナーでhowを紹介するのかもしれないのですが、howって個人のアビリティと外部環境によって結構、変わってくる。そんな十人中十人成功するhowなんかないですよ。そしたら、どの会社も潰れてないし、リストラされる人なんかいないわけです。これはただのファクト。ロジック破綻してるんだけど、わかってるのかなーと言う感想でした。

そして、自分に合わないHOWを展開することによって、目標とする自分との差が埋まらないから、最悪の場合、失敗に耐えられずに鬱になる。社会から孤立するんですよ。

 

挙句の果てに、今回のセミナーは自分の時間を持つことが大切だから会社勤めは悪だというし、なんかすごい世界観だなぁと思いました。会社から搾取されてるって、本当にそうなんでしょうか?私は会社を使って得ているもの結構ありますけどね。そんなのは個人が決めたら良いよね~おしまい。